共助・公助の第一歩!住民説明で備蓄倉庫をもっと使いやすく

備蓄倉庫内の管理はどうしているの?
いざ災害が発生した際には、避難所開設による備蓄品の供給が避難住民へスムーズに行われることが重要になることは皆さん十分理解されていると思います。平時から必要な物品の購入(入替)を行いつつ防災訓練等で住民に共助・公助のあり方について情報共有をされている地域が大半ではないでしょうか?
しかし、保管場所である備蓄倉庫内については、あまり整理されておらず管理も十分に行われていないため「いざと言う時に必要な物が見つけられない、すぐに取り出せない」といった状況に陥るリスクも高まっているように感じます。
今回は誰もが使いやすい備蓄倉庫にするために実施した好事例のひとつをピックアップして紹介します。
地域住民の現状への不安・不満
分散備蓄を行っている地域の多くでは、避難所指定されている学校施設や公園施設内の倉庫に備蓄品を保管しています。普段の管理は地域住民(自治会・町会)に依頼しているケースも多く、実際に我々が備蓄倉庫内の確認をさせていただく際に防災委員の方が立会いを希望される場合があります。その際にこんな声をよく耳にしました。
「すぐに使う物は入口付近へ置いてほしい」
「通路が狭く奥の物が取り出せない」
「物がいっぱいでどこに何があるのかよくわからなくなっている」
「高所にあって取り出しにくい」
「表示(賞味期限)が見えるように置いてほしい」
このような要望が出る要因には、次のようなことが考えられます
- 単純な人的リソース不足で倉庫内の整理ができていない
- 倉庫自体が狭いこともありノウハウもないため納入(入替)の度に整理状況が悪化していく
- (自治会・町会による)管理はしていたが独自管理が多かったため次第に悪化へ
現状に不安・不満がある状態が続くと、いざという時に有効に機能しない状況に陥ってしまうことがあります。
住民と問題点を共有
倉庫内の改善を図るためには、ノウハウや人的リソースの確保はもちろんですが、実施にあたり事前に自治会や町内会など地域住民へ作業内容を説明し、ご理解いただくことも今後の防災強化のポイントになると考えます。
実際にエイジスの「住民説明会」を導入した自治体様からは、住民から大きな反響があったとの声が寄せられています。
例)
「実施基準も明確で事前説明会を通して備蓄品管理への理解が深まりました」
「実施前と実施後の違いに驚きました」
「立会った委員からも非常に良かったと喜びの声をいただけて感謝しています」
ポイント:事前説明会の実施→質疑応答→実施立会い(前後)→安心安全の担保
エイジスには倉庫内を最適化するための工夫が多々ありますので、是非エイジスの「備蓄管理サービス」をご参照ください。
作成:株式会社エイジス