スーパーの人時生産性とは?向上させる4つのポイントを紹介します

スーパーの人時生産性とは?向上させる4つのポイントを紹介します

昨今のスーパーマーケット業界では、深刻な人手不足や原材料費の高騰により、いかに効率よく利益を出すかが喫緊の課題となっています。
その中で、店舗運営の効率性を測る重要指標として注目されているのが「人時生産性」です。

現在の流通業界では、DX(デジタルトランスフォーメーション)を活用したオペレーションの再構築や、多様な働き方に対応した人員配置の最適化が強く求められています。

そこで、この記事では、スーパーにおける人時生産性の基礎知識や計算方法、そして現場で即実践できる向上策のポイントをご紹介いたします。

エイジスのマーチャンダイジングサービス

商品の補充や品出し、棚替え、改装など、様々な頻度で発生する店舗の”売場づくり”をすべてサポートします。

本資料では、サービスの概要や実績などをまとめて紹介しております。ぜひご覧ください。

エイジスのマーチャンダイジングサービス

人時生産性とは?

人時生産性とは、「従業員1人が1時間あたり働いた際に、どれだけの付加価値(粗利益)を生み出したか」を示す指標です。

労働投入量に対して、得られた成果を定量的に評価するために用いられます。

人時生産性の重要性

スーパーマーケットやドラッグストアなどの小売業は、労働集約型の産業です。

特に、最低賃金の上昇や人手不足が深刻化する中で、限られた人員でいかに高い利益を確保するかは、企業の存続に直結する重要な経営課題となっています。

人時生産性の計算式

一般的に以下の計算式で算出されます。

人時生産性 粗利益高 ÷ 総労働時間

たとえば、1日の粗利益が50万円で、スタッフ全員の労働合計時間が50時間だった場合、人時生産性は1万円となります。

人時売上高との違いと使い分け

混同されやすい指標に「人時売上高」がありますが、こちらは「従業員1人が1時間あたりに上げた売上」を指します。

人時売上高の計算式は、下記の通りです。

人時売上高 売上高 ÷ 総労働時間

売上高だけでは仕入れ価格やロスによる利益減少が見えないため、店舗運営の真の効率性を測るには「人時生産性」を重視するのが一般的です。

スーパーマーケットで人時生産性が低くなる主な要因

多くの現場で生産性が上がらない背景には、小売業特有の構造的な問題があります。

突発的な業務による作業中断の多さ

  • レジ応援の要請
  • 顧客からの問い合わせ対応
  • 商品の破損対応

など、スーパーの現場は計画外の業務が頻発します。

このため、本来進めるべき品出しや加工作業が中断され、効率が著しく低下します。

品出し・棚替え作業における非効率な動線

  • バックヤードから売場までの距離が遠い
  • 什器配置が悪く台車が通りにくい

といった「物理的な動線」の悪さによって、品出し・棚替え作業の際の一歩一歩のタイムロスが蓄積していき、人時生産性を低くしています。

従業員のスキル差による作業時間のバラつき

ベテランスタッフと新人スタッフでは、品出しや精肉などの加工スピードに大きな差が出ます。

このため、作業が属人化すると、特定のスタッフが不在の際に店舗全体の生産性が低下するリスクがあります。

スーパーの人時生産性を向上させる4つのポイント

効率的な店舗運営を実現するための具体的なアプローチを4つ紹介します。

1. マニュアル化・標準化による業務の効率化

「誰がやっても同じ時間で、同じ品質の成果を出せる」状態を目指すことが基本です。
特に品出しの順序や陳列ルールを視覚的なマニュアルに落とし込むことで、教育コストを削減できます。

さらに、従業員一人ひとりの作業時間を計測し、データとして「見える化」することが重要です。
個々の得意・不得意や作業スピードを客観的に把握することで、特定のスタッフへの過度な負担や属人化を防ぎ、チーム全体のボトムアップと最適な人員配置につなげることが可能になります。

マニュアル化・標準化による業務の効率化にお悩みの方は、下記ページより、オンラインセミナーもぜひご覧ください。

AIは店舗をどのように変えられるのか?
第1回「あなたのお店、はかっていますか?」
https://service.ajis.jp/seminar/AJISOnlineForumVol.13.html

2. ITツール・自動発注システムの導入

人手に頼っていた発注業務や在庫管理にITを導入しましょう。

たとえば、AIによる自動発注システムを活用すれば、発注時間を大幅に短縮できるだけでなく、欠品や過剰在庫による機会損失・廃棄ロスの削減(粗利の確保)にもつながります。

3. 店舗レイアウトとバックヤードの整理整頓

「5S(整理・整頓・清掃・清潔・しつけ)」を徹底し、必要なものを探す時間をゼロにしましょう。

バックヤードの在庫配置を売場の棚割と連動させるだけで、品出しの歩数は劇的に改善できます。

4. ノンコア業務の外部化(アウトソーシング)

接客や売場づくりといった「コア業務」に集中するため、棚卸しや大規模な棚替え、定期的な巡回などの業務を外部の専門業者へ委託しましょう。

これにより、自社従業員の負担を軽減し、計画的な店舗運営が可能になります。

生産性の向上に!エイジスグループの「マーチャンダイジングサービス」

大手スーパーやドラッグストア、ホームセンター各社様が直面する「人手不足」と「生産性向上」の課題解決を支援するのが、エイジスグループの「マーチャンダイジングサービス」です。

エイジスグループでは、創業以来、培ってきた実地店舗での豊富な経験に基づき、

  • 集中補充(商品補充・品出し)
  • 季節の棚替え・カテゴリーリセット
  • 新店準備・改装リモデル・閉店作業
  • 売場の欠品・売価チェック
  • 賞味期限チェック

などを代行いたします。

エイジスの「マーチャンダイジングサービス」サービスについて、詳しくは下記ページをご覧ください。
https://service.ajis.jp/service/merchandising.html

まとめ

スーパーマーケットの人時生産性向上は、人的コストを最適化させるためだけではなく、従業員の働きやすさと企業の利益成長を両立させるための「成長戦略」でもあります。

マニュアルの見直しやIT導入、そしてアウトソーシングの活用を組み合わせることで、変化に強い店舗組織を構築しましょう。

編集者

株式会社エイジス

株式会社エイジスは、国内棚卸サービスのリーディングカンパニーとして、全国83拠点を展開。3,000社を超える企業との取引実績を誇り、確かな信頼関係を基盤に、店舗運営や店舗販促活動を多面的に支援しています。

さらに、アジアを中心に海外にも営業拠点を広げ、グローバルな小売業支援にも取り組んでいます。米国では、アジア各国の小売業ニーズに応えるためのサービス開発や研究にも力を入れており、 国内外で蓄積したノウハウを活かして、流通業界の課題解決に貢献しています。

AJIS

監修者

エイジスリテイルサポート研究所 所長 三浦美浩

1987年に東北大学卒業後、損害保険会社を経て商業界入社、「食品商業」編集長、「販売革新」編集長などを経て、2011年には商業界取締役就任 チェーンストア各社の社内教育を担当する教育支援事業などを担当。その後、2017年に独立しロジカル・サポート㈱を設立し、2020年にエイジスリテイルサポート研究所所長に就任(兼任)。長年にわたり小売業の現場に関わり、執筆活動と共に、分析や提言も行っている。 従業員教育にも関わりがあり、現場に即した研修には定評がある。

長年にわたり小売業の現場に関わり、執筆活動と共に、分析や提言も行っている。 従業員教育にも関わりがあり、現場に即した研修には定評がある。

エイジスリテイルサポート研究所 所長 三浦美浩

関連記事

取引実績3,000社以上のエイジスグループが、店舗運営のお悩みを解決致します!

資料ダウンロード

資料ダウンロード

まずは、サービス資料ダウンロード

資料ダウンロード
お問い合わせ

お問い合わせ

店舗運営のお悩み、お気軽にご相談下さい

お問い合わせ
無料メルマガ登録

無料メルマガ登録

店舗運営に関するお役立ち情報などを配信!

無料メルマガ登録
BACK TO TOP